空飛ぶ消火ロボット「ドラゴンファイヤーファイター」を開発(世界初) [科学技術振興機構]

内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ(プログラム・マネージャー:田所 諭)の一環として、東北大学の田所 諭 教授、昆陽 雅司 准教授、多田隈 建二郎 准教授、安部 祐一 助教、社会人博士課程の安藤 久人(福島県ハイテクプラザ 主任研究員)、八戸工業高等専門学校の圓山 重直 校長、国際レスキューシステム研究機構らのグループは、水を噴射することにより空中に浮上し、建物内に突入して、火元を直接消火できる空飛ぶ消火ロボット「ドラゴンファイヤーファイター」のプロトタイプの開発に、世界で初めて成功しました。消火ホースに連結された複数の噴射ノズルを制御することで、安定に浮上して飛行方向を選択しながら進入し、火元に直接放水できます。

従来の大規模な火災現場では、建物内の燃焼物に直接放水することが困難であり、遠方から周囲に放水することで延焼を防ぐしかありませんでした。この成果により、建物内でも火元消火が容易になるため、消火を迅速効率化し、水量を減らして浸水を最小限に抑えるとともに、建物内消火活動に伴うリスクを低下させて消防士の安全を守ると期待されます。3年後の実用化を目指しています

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20180530/index.html

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