株式会社フジクラ(取締役社長 長浜洋一)は、欧州原子核研究機構(CERN)から耐放射線光ファイバを受注しました。
CERNは、2012年7月4日、「ヒッグス粒子と考えて矛盾のない粒子を観測した。」と発表し、このニュースは世界中の新聞、テレビなどで報道されました。そのCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider)の放射線レベルの高い環境下でのデータ伝送には、放射線による劣化に耐える通信ネットワークが必要です。当社の耐放射線光ファイバは2006年にCERNによって、数社が提供した光ファイバに対して行なわれた試験で、耐放射線特性が最も優れているということで採用され、2500kmを納入しました。放射線環境下での特性劣化が小さいイメージファイバ、及び大口径ファイバの分野での長年の実績を生かし、本光ファイバの開発を行ないました。