疾病や感染のバイオマーカーの検出感度を100万倍向上 [JST ]

JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻の野地 博行 教授らは、疾病・感染バイオマーカーの検出感度を従来法の100万倍向上する方法を開発しました。

がんや神経疾病などの現代病やウイルス、細菌の感染に対する超早期診断や低負担検査を実現するためには、迅速かつ定量的な超高感度バイオセンシング技術を確立する必要があります。疾病や感染のバイオマーカー検出で汎用されている手法は酵素結合免疫吸着法(ELISA法)ですが、その検出感度は数10pg/mL(ピコグラムは1012分の1g)程度であり不十分でした。

本研究グループは検出感度向上のため、1cmに100万個の微小水滴を同時形成する超高密度微小水滴アレイデバイス(1分子デジタル計数デバイス)を開発し、これを用いた「1分子デジタルELISA法」を確立しました。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20120831/index.html

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