非磁性体中を流れる磁気の向きを外部磁場で一斉に1回転 [理化学研究所]

理化学研究所(野依 良治理事長)、東京大学物性研究所(家 泰弘所長)、九州工業大学(松永 守央学長)は、非磁性体である銀の中に効率よく純スピン流を流すことができるスピン蓄積素子を開発し、10マイクロメートル(μm)もの長い距離をスピンが拡散伝導する現象を観測しました。さらに、外部からの磁場で純スピン流の向きを一斉に1回転させ、出力信号を変化させることにも成功しました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)量子ナノ磁性研究チームの大谷義近チームリーダー(東京大学物性研究所教授)、福間康裕客員研究員(九州工業大学若手研究者フロンティア研究アカデミー准教授)、井土宏研修生(東京大学大学院新領域創成科学研究科博士後期課程)らの共同研究グループによる成果です。

http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2012/120904/detail.html

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