繰り返し運動の上達には、“時々”目を使うのがコツ! [情報通信研究機構]

独立行政法人 情報通信研究機構

~ 周期運動に特有な運動誤差情報の脳内処理メカニズムが明らかに ~
独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)、国立大学法人東京大学大学院 教育学研究科(研究科長:市川 伸一)及び株式会社 国際電気通信基礎技術研究所(以下「ATR」、代表取締役社長:平田康夫)は、視覚的情報に基づいてリズミカルな反復運動(周期運動)を学習する場合、運動の視覚的情報を常に与えられるよりも、数サイクルに1 回だけ与えられる方が、むしろ学習の到達度(上手さ)が向上することを明らかにしました。これは、絶え間なく与えられる運動の視覚的情報が、脳にとっては、運動の学習を促進するどころか、かえって阻害するように働いてしまうという周期運動の学習に特有の運動情報処理機構によるためです。直観に反することですが、繰り返し運動を上手く学習するコツは、「たまに目を閉じるなどして、運動の視覚的情報を受け取り過ぎないこと」なのです。

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