2011年東北地方太平洋沖地震が太平洋プレート内部の応力場に与えた影響について [海洋研究開発機構]

独立行政法人海洋研究開発機構

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)地球内部ダイナミクス領域の尾鼻主任研究員らは、文部科学省の科学研究費補助金(特別研究促進費)による「2011年東北地方太平洋沖地震に関する総合調査」の一環として、宮城県および福島県東方沖の日本海溝東側(太平洋プレート側)において、自己浮上型海底地震計を用いた海底地震観測を2011年4月下旬から7月上旬に行い、東北地方太平洋沖地震後に活発化した太平洋プレート内部の地震活動について、震源位置と震源メカニズム(断層の向きと運動方向)を調べました。

その結果、この海域の太平洋プレート内部の深さ40km付近の応力場が、東北地方太平洋沖地震後に圧縮場から伸張場に変化しており、正断層地震活動の活発化と関連していることが判明しました。

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