東北地方太平洋沖地震による深海の化学環境および微生物生態系の変化 [海洋研究開発機構]

独立行政法人海洋研究開発機構

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)プレカンブリアンエコシステムラボユニットの川口慎介ポストドクトラル研究員らは,高知大学,北海道大学と共同で,東北地方太平洋沖地震の震源周辺海域で海洋調査を行い,(1)深層海水が広い範囲にわたって激しく濁っていること,(2)海底下から流体が湧出し深海の化学環境が著しく変化していること,(3)一部の流体は海底下深部に由来すること,および(4)深海の微生物生態系が活発化していることを見出しました。本研究は,大規模地震後の深海の化学環境および微生物生態系を世界で初めて観測した成果であり,地震によって深海環境が激しくかき乱されていることを明らかにしたものです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!
上部へスクロール