量子鍵配送に関する新理論を確立 [情報通信研究機構]

NICTは、レイセオンBBNテクノロジーズ社(米国)及びルイジアナ州立大学(米国)と共同で、現在実用化が進められている2地点間の量子暗号における新理論を確立し、量子鍵配送の1パルスあたりの鍵生成レートの原理的な限界を世界で初めて解明しました。量子暗号は、コンピュータによる解読が絶対不可能とされる究極的な暗号通信として、実用化が期待されている新しい技術です。今回の成果は、鍵生成レートが量子鍵配送プロトコルの改良により、現在の更に10倍程度まで向上できる可能性を示すとともに、その将来的な限界を明らかにしました。これらは、これからの研究開発の指針を与えるものであり、このことにより、今後の研究開発の加速が大きく期待されます。

http://www.nict.go.jp/press/2014/10/24-2.html

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