原始的な生命の染色体立体構造を初めて解明 [理化学研究所]

独立行政法人理化学研究所

独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、好気性超好熱古細菌エアロパイラム・ペルニクス(Aeropyrum pernix)K1を用いて、染色体の主要な構成タンパク質であるAlba2とDNAの複合体の立体構造を初めて解析しました。DNA-Alba2複合体は中空のパイプ構造をとること、パイプの中に2本鎖DNAを収納していることが分かり、古細菌のクロマチン構造を原子レベルで解明することに成功しました。これは理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)タンパク質結晶構造解析研究グループの田中智之リサーチアソシエイト、シバラマン パダバターン(Sivaraman Padavattan)特別研究員と、城生体金属科学研究室のチルマンナンセリ クマラベル(Thirumananseri Kumarevel)先任研究員らによる成果です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!
上部へスクロール