Kaspersky Lab は、2011 年 12 月度のスパムレポートを発表します。一年の最後の月は、予想通り比較的穏やかな月となりました。すべてのメールトラフィックにおけるスパムの割合は、11 月から 4.4 ポイント減少し、月平均 76.2% となりました。
休暇を控えたこの時期のスパムの減少は、誰もいないオフィスでコンピューターの電源が切られているため、ボットネットが身動き取れない状態にあることを意味しています。多くのスパマー達も休暇を取っていますが、クリスマスが近づいても、スパムメールに人々を引き付けるための新しい手口の開発には余念がありません。最近では、クーポンサービスを使って、スパムで広告する製品の需要を高める方法が取られています。ドイツの医薬品系スパムの配信者は、10% の割引を提供する「条件付クーポン」は、彼らが扱う製品の需要を促すであろうと考えました。