匂いで摂食や警戒のモチベーションが生じる神経メカニズム [科学技術振興機構]

東京大学 大学院医学系研究科の村田 航志 特任助教(研究当時)、山口 正洋 講師、森 憲作 教授(研究当時)らの研究グループは、マウスが学習によって同じ匂いに対して摂食モチベーション行動もしくは忌避モチベーション行動という異なる行動を示すとき、嗅結節注1)では異なる領域が活性化されることを明らかにしました。

美味しいものを食べたときの匂いは記憶され、後日、食べたいというモチベーション(摂食モチベーション)を引き起こします。ところが同じ匂いでも、危険な目に遭ったときに嗅いだ場合には、後日、避けたいというモチベーション(警戒モチベーション)が生じます(図1)。しかし脳のどの神経回路が、過去の匂いの経験にもとづいて適切なモチベーション反応を引き起こすのかは全く不明でした。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150722-3/index.html

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