ミトコンドリアの膜透過装置TOM複合体の相互作用地図の作成により、タンパク質搬入口として働く仕組みを解明 [科学技術振興機構]

ミトコンドリア注1)は細胞内で生命活動に必要なエネルギーを産生し、ヒトではその正常機能がヒトの健康につながります。ミトコンドリアの機能低下は老化やさまざまな病態と関連することが知られています。正常機能のミトコンドリアを維持するためには、ミトコンドリアの外(サイトゾル)からミトコンドリア内にミトコンドリアを構成する1000種におよぶタンパク質を配送する必要があります注2)。このミトコンドリアへのタンパク質搬入口として働くのが、複数のタンパク質が組み合わさって出来たTOM複合体注3)です。今回研究グループは、TOM複合体でタンパク質の通り道となるTom40と他のタンパク質、およびTOM複合体を通過中の前駆体タンパク質注4)との精密な相互作用地図を作成することに成功しました。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150925/index.html

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