細胞内のカルシウム濃度を一定に保つメカニズムを解明 [京都産業大学]

今回、京都産業大学の永田和宏教授、潮田亮助教、理化学研究所の御子柴克彦チームリーダー、宮本章歳研究員、東北大学の稲葉謙次教授らのグループは、ジスルフィド還元酵素ERdj5が、SERCA2bのジスルフィド結合を還元することによって、SERCA2bのカルシウムの取り込みを活性化することを見いだしました。また、ERdj5は、小胞体内のカルシウムイオン濃度が低いときは、SERCA2bを活性化し、濃度が十分高くなると、SERCA2bから解離してSERCA2bを不活性化しました。ERdj5を介した、この巧妙なフィードバック制御機構によって、小胞体内のカルシウム濃度が一定に維持されていることを初めて明らかにしました。

http://www.kyoto-su.ac.jp/news/20161001_345_kenkyu_masu01.html

error: Content is protected !!
上部へスクロール