生きた細胞内のグルタチオンを可視化し、定量する [科学技術振興機構]

東京大学 大学院薬学系研究科/医学系研究科 (兼担)の浦野 泰照 教授、同医学系研究科の神谷 真子 講師らの研究グループは、グルタチオンに対して可逆的に反応し、グルタチオン濃度に応じて蛍光強度や蛍光波長が変化する新しい蛍光プローブ注3)の開発に成功しました。これを生きた細胞に適応することで、生きた細胞(正常細胞やがん細胞)内のグルタチオン濃度の定量、正常細胞とがん細胞のグルタチオン濃度の違いや酸化ストレス耐性の違いを初めて可視化しました。この結果より、本蛍光色素は、がん研究や酸化ストレス分野における基幹的研究から、がん治療や創薬といった医薬研究への貢献が期待されます。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20161108/index.html

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