日本海溝海底地震津波観測網の整備事業を開始 [防災科学技術研究所]

独立行政法人防災科学技術研究所

独立行政法人防災科学技術研究所(理事長: 岡田義光) は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の後も、引き続き規模の大きな地震が発生し今後も強い揺れや高い津波に見舞われるおそれのある東北地方太平洋沖の海底に、約150の観測点で構成される日本海溝海底地震津波観測網の整備事業を開始します。日本海溝と千島海溝南部に沿う水深8000mまでの海底に、光ケーブルと一体となった地震計と津波計の観測点を整備し、リアルタイムかつ24時間連続で地震データと水圧変動データを取得します。陸から離れた海溝型地震や直後の津波を直接的に検知し、従来よりも精度の高い情報を伝達することにより、地震と津波による被害の軽減や避難行動などの防災対策に貢献することが期待されます。また、大規模な海底観測網の運用により、海洋プレートの沈み込み境界付近の地震像やプレート構造の解明、地殻活動の詳細な調査研究等、国際的にリードする研究の推進が期待されます。

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