空気噴射により瓦礫を浮上して乗り越える索状ロボットを開発 [科学技術振興機構]

内閣府 総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジ(プログラム・マネージャー:田所 諭)の一環として、東北大学の田所 諭(タドコロ サトシ) 教授、昆陽 雅司(コンヨウ マサシ) 准教授、多田隈 建二郎(タダクマ ケンジロウ) 准教授、安部 祐一(アンベ ユウイチ) 特任助教、八戸工業高等専門学校の圓山 重直(マルヤマ シゲナオ) 校長、国際レスキューシステム研究機構らのグループは、空気噴射によって瓦礫踏破能力を飛躍的に向上させた索状ロボット「空気浮上型能動スコープカメラ」(図)の開発に成功しました。従来の能動スコープカメラでは困難であった高い障害物やギャップの乗り越えが可能になると同時に、空気噴射浮上によって高い視点を得ることで、瓦礫内を広く見渡すことが可能となり、カメラ映像から瓦礫の内部状況が把握しやすくなりました。今後、これまで同プログラムで開発してきたさまざまな感覚機能を統合することによって、大規模地震や土砂崩れなどで被害を受けた建物内における被災者探索、災害調査の高度化が期待されます。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170612/index.html

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