情報セキュリティソリューションを提供する株式会社カスペルスキー(東京都千代田区、代表取締役社長 川合 林太郎、以下、カスペルスキー)は、DNS設定を書き換えるコンピューターウイルス「DNS Changer」についてお知らせいたします。
DNS Changerと呼ばれるコンピューターウイルス(カスペルスキーではTDSSと呼んでいます)が話題になっています。このウイルスは、世界中で感染したパソコンがまだ数十万台も動いているといわれる、感染が広がっているコンピューターウイルスです。
このウイルスに感染すると、インターネットの情報のありかを探すドメインネームサービス(DNS)の問い合わせ先が、不正に構築されたDNSのサーバーに変更されてしまいます。これにより、正規のサイトへ接続をしたくても、全く異なるサーバーに誘導されてしまうことになります。現在はこの不正なDNSサービスは米国の連邦捜査局(FBI)により取り除かれ、代わりに正常に動くDNSサーバーが設置されているため、大きな混乱は発生していません。しかしながら、このDNSサーバーは7月以降もサービスを提供するとは言えません。