細胞分裂期の染色体凝縮はマグネシウムイオンの増加によって起こる [科学技術振興機構]

国立遺伝学研究所の前島 一博 教授、大阪大学の永井 健治 教授、慶應義塾大学の岡 浩太郎 教授、京都大学の今村 博臣 准教授らの共同研究グループは、蛍光タンパク質技術を駆使してMg2+濃度の変化を高感度で感知できる蛍光センサーMARIOを開発し、生細胞内のMg2+濃度を蛍光イメージングにより可視化することに成功しました。そして細胞分裂の際にMg2+濃度が一過的に上昇することを示すとともに、負の電気を帯びているDNA同士の反発を弱め、染色体の凝縮を促進していることを明らかにしました(図1)。本研究によって、実際にMg2+が細胞のなかで染色体の凝縮に関わっていることが初めて証明されました。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20180119/index.html