シャープは、世界で初めて、酸化物半導体(IGZO)を採用した高性能な液晶パネルの生産を、亀山第2工場で3月より開始し、4月から本格的な生産に移行します。
亀山第2工場は、2006年8月より稼動し、最先端のテレビ用液晶パネルを生産してまいりました。一方で世界的に需要が急拡大しているモバイル機器向けの中小型液晶パネルの生産体制の構築を図るべく、当工場の既存ラインの改造を進めてまいりました。
このたび生産を開始した液晶パネルは、新材料である酸化物半導体(IGZO)の採用により、従来に比べて薄膜トランジスタの小型化が図れ、1画素あたりの光の透過量を高めることができるので低消費電力化が可能です。また、液晶テレビAQUOSで採用されているUV2A技術で培った光配向技術の活用により、高品位表示を実現します。