富士通株式会社(注1、以下 富士通)とフランスの国立研究機関Inria(注2)は、このたび、時系列データにおいて、異常な状態と判定した要因を特定するAI技術を開発しました。
近年、ヘルスケアや社会インフラ、ものづくり分野をはじめとする様々な場面で多くの時系列データが収集され、AIを活用した状況判断や異常検知が行われています。その中でも、AIによる判定結果の根拠を説明することが求められていますが、時系列データの場合は、AIの判定要因が多種多様に存在するため、専門家であってもどのようなデータの変化が異常判定に影響したのかに気づきにくく、異常な状態への適切な対応や防止策につなげることが難しいという課題がありました。