生体中での分子の運動性の解明へ期待、核共鳴散乱法による両親媒性液晶の小角および広角準弾性散乱測定 [独立行政法人 科学技術振興機構]

独立行政法人 科学技術振興機構

京都大学(京都大学 総長 松本 紘)、高輝度光科学研究センター(以下JASRI、理事長 白川 哲久)の研究グループは、高輝度放射光で共鳴励起した原子核から散乱されたガンマ(γ)線のユニークな特性を利用して、ソフトマター中で1000万分の1秒程度の時間で起こる分子レベルの運動を測定可能にする方法を新たに開発しました。そして、この方法を用いて液晶中の分子の運動状態(ダイナミクス)を調べ、分子間の結び付きの状態(会合状態)を世界で初めて明らかにしました。

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