スキルミオン分子の生成と低電流密度での駆動に成功 [物質・材料研究機構]

理化学研究所(理研、野依良治理事長)と東京大学(濱田純一総長)、物質・材料研究機構(潮田資勝理事長)は、1軸異方性を持つ強磁性体である層状マンガン酸化物「La1+2xSr2-2xMn2O7」薄膜中に、初めてトポロジカルチャージ2を持つ電子スピン渦の結合状態「スキルミオン分子」を生成し、可視化に成功しました。さらに、強磁性体中の磁壁を駆動するのに必要とされる電流密度(1平方メートルあたり約10億アンペア)の1000分の1以下で、スキルミオン分子を駆動させました。これは、理研創発物性科学研究センター(十倉好紀センター長)強相関物性研究グループの于秀珍(ウ・シュウシン)上級研究員と十倉好紀グループディレクター(東京大学大学院工学系研究科教授)、物質・材料研究機構先端的共通技術部門(藤田大介部門長)表界面構造・物性ユニット木本浩司ユニット長らによる共同研究グループの成果です。

http://www.nims.go.jp/news/press/2014/01/p201401281.html

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