自然界にある分子モジュールから人工的な分子モーターの創出に初めて成功 [情報通信研究機構]

NICTでは、生物進化の成果に学び新しい情報通信のパラダイムの創出につながるバイオICT研究を行っています。
未来ICT研究所の古田 健也 主任研究員らの研究グループは、世界で初めて、人為的な設計によって新たな生物分子モーターを創り出すことに成功しました。これは、生物分子モーターの一種であるダイニンの基本構造をベースに、自然界に存在する別の機能モジュールを融合することで実現したものです。さらに、その運動の方向性が逆転した分子モーターの作製にも成功しました。この結果は、ナノメートルスケールでは避けることができない激しい熱運動の中でも効率的に機能する人工的な分子マシンの設計原理として利用されることが期待されます。

http://www.nict.go.jp/press/2016/11/15-1.html

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